「出現する未来」 再読しました

8月3日付けのブログにも書きました、ピーター・センゲ他著 「出現する未来」 ちょっと読みにくい本ですが 3回目読了いたしました。しかし読み重ねるうちに 少しずつ意図する所を理解できるように成ってきたように感じてます。

非常に興味深い内容の連続ですが、私も以前から関心を持っていた物理学者ボームの主張の解釈は心に沁みこみました。ボームは物理学者の視点から「内臓秩序」という考え方を言っています。簡単にいうと「全体は部分に現れる」という事です。大きな集団 たとえば世界や国家 企業全体などで起こっている「全体」の様子を知るには、その「部分」である小さな地域やグループ、究極的には個人ひとりひとりを観察すればいいという事です。そして興味深いのはその先、逆に「全体を変えたい」時には「部分に集中する」こと、究極的には「自分自身が変わる」ことで「全体を変えることができる」という主張です。「自分自身より大きな何かが現れるために 自分自身を手段として使うことが分かれば世界を変えられるかもしれない。その人の立場がどんな立場であっても」

これは とっても勇気の湧く話ですね・・・